潜入観念は自分や周りの方に成長のチャンスを逸してしまう

1年前^ – ^

『働く幸せ』、大山泰弘・日本理化学工業会長の同著を法政大学大学院入学直後に読み、読み直すと大きな気づきがあった。

「一度読んでいるから見なくて良い」の潜入観念は自分や周りの方に成長のチャンスを逸してしまう。

一つ目、障がい者はチョークしかできないと言う心ない言葉に大山会長が反発し、ビデオカセットの組み立てをパイオニアから回してもらうことが91Pに書いてある。

ある大手メーカーの社員は、1日1000個をこなすというが、
日本理化学工業の障がいの社員は、せいぜい200から300個でいっぱい。
5人で作業を、手分けして行うと5人で5000個、一人1000個で同じだ。しかも不良品率は少ない。

ここは、障がい者の方に生き生き働いていただく大きなポイントだ。
私は何回も投稿しているが、障がい者は健常者が10できるとすれば、9はダメだが、残る1は健常者よりも勝るし、ドンピシャだと天才で健常者は歯が立たない。

多くの方がご存知の若き天才ピアニスト「辻井伸行」さんを挙げると分かり易い。
お母さんができると信じてピアノを見つけ毎日、特訓だ。
障がい者ではないが、「フジコ ヘミング」さんは相当、苦労して晩年?に華が開いた。
辻井さんやフジコさんのピアノは心に響く。

24Pから障がい者雇用のきっかけが書かれている。
身体障がい者のみに適用された障がい者雇用促進法が施行された昭和35年頃という。62歳の私が7歳の時だ。

知的障がい者児を対象にした養護学校が最初の会社の場所の近所の東京都大田区の青鳥養護学校の40代の男性の先生が卒業生の就職のお願いを断られても三度来たことから始まる。

近くの養護学校の先生からの要請は結構あると思う。
福島市の運動着の専門メーカの「クラロン」さんもそうだ。
法政大学大学院、坂本光司教授著の「日本でいちばん大切にしたい会社」の最新刊「5」の66Pから92Pに掲載されている。
74Pには障がい者雇用のきっかけが養護学校の先生であったこと。70Pには、作業の工程を細分化して単純にしてが定着する理由としている。

「4」には、障がい者でないと就職が難しい福岡県大野城市の「障がい者つくし更正会」も掲載されている。

障がい者を雇用されている経営者は、採用してから仕事を考えろと言う。
要は「障がい者」の特長を見極め、その仕事を創れということだ。

「障がい者・女性・高齢者」は次世代の主役と坂本光司教授が言う。
岐阜県本巣市に「LFC」さんがある。
昨年、同社を訪問した際に現・井上剛典社長は「障がい者を一挙に5名採用したが、高齢の女性社員が障がい者を手取り足取り教えてくれた」と話された。
「日本理化科学工業」の中年の女性社員が障がい者雇用を支えた」と書かれている。
人間は生まれた時は何もできないので障がい者だ、死ぬ時も障がい者と同じ方が多いと思う。
私は元気だが、三度の大病時は障がい者だ。
生まれたときから母を主に育てられる。だから、母性があると思う。

井上剛典社長、坂本ゼミの夏合宿に参加し、半日、バスの隣に。若いが優しさ純粋さを持ち経営の要諦を理解している。
同社の井上武会長(お父さん)と井上富紀子富紀子取締役(お母さん)さん。
3名共にFacebookを楽しんでいる。お父さんお母さんの投稿はボランティア活動や趣味の投稿が多い。
素晴らしい社長が会社を経営しているからだ。

私は、60歳の定年退職前にいくつかの福祉施設を訪問した。
私より年上のお姉さんが集まると凄いパワーだ。
少女とは言えないが素敵なお姉様方、これからの日本の凄い戦力になると思う。
もちろん、信頼する社長がある会社に限 る。

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