「長良川、自然の良さだと思うが、市民が気づいていない」

昨日の都道府県所在地で、一番、喫茶代の支出額が多いのはどこか。

今日は、ネットで簡単に検索できる。
色々、検索できた。

「珈琲・喫茶店」文化を活かした地域振興
(2017年5月19日更新)
岐阜市が喫茶代支出の多いまちであることを活かしたまちづくりを推進するため「珈琲・喫茶店」文化をテーマに地域振興活動を行う団体等の登録制度を行っています。
岐阜市は、総務省の家計調査において、世帯当たりの喫茶代支出が第1位です。(品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング、平成26~28年平均。)
 ついては、岐阜市の地域資源である「珈琲・喫茶店」文化を広く発信し、観光誘客や販路拡大につなげることを目的として、「珈琲・喫茶店」文化をテーマにした地域振興活動を行う団体等を登録し、支援する制度を行っています。
 
質問
コーヒーを頼むと朝ごはんまでついてくるモーニング文化があるが、なぜこのような文化が根付いたのか。
また岐阜市は喫茶店の数が人口割合で一番多いと聞いたが、そういった統計はあるのか。

回答
 人口あたりの喫茶店数について、岐阜市が1番多いと明示できる統計はみつからなかったが、1世帯あたりの喫茶代支出は岐阜市が最多らしい。

1 関連する新聞記事を検索したところ、以下の2件が該当。
 ・「岐阜市は1世帯の年間喫茶代が全国一位(ぎふ知りたい探検隊8)」中日新聞2007年9月30日朝刊岐阜近郊版p.20
 ・「喫茶好きは“日本一”豪華モーニング定番に(連載 岐阜知っとる!?県民の心の原点を探る)」岐阜新聞2007年1月5日p.1
 
 両記事とも総務省が行った家計調査を根拠としている。 
この記事ではモーニングが根付いた理由として、「繊維関連の商談の場として喫茶店が用いられた」「朝ごはんを食べに来店するお年寄りが客層になっている」「平日の昼間に喫茶店にくる経済的・時間的なゆとりがある」という点が挙げられている。 また、『家計調査年報 平成19年』(総務省,2008.5)では、岐阜市の1世帯あたり喫茶代は15,862円で、全国の大都市・都道府県庁所在地中1位。
なお2位は名古屋市の13,199円で、3位は川崎市の8,804円(全国平均は5,294円)。

2 人口あたりの喫茶店数に関して調査。喫茶店数については、やはり総務省が行っている「事業所・企業統計調査報告」で分かる(最新は平成18年調査)。
 喫茶店数916 人口413,036 = 人口千人あたり2.22店舗(※人口は事業所調査が行われた平成18年10月時点の推計)。
 この数値について市町村順のランキングが載った資料を見つけられず、岐阜市が最も多いかどうかは分からない。

3 喫茶代支出が岐阜市に次いで多い名古屋市について調査するため、愛知県統計課のウェブサイトを参照したところ、以下のページを見つけた。
「愛知県は「喫茶店王国」?」( http://www.pref.aichi.jp/0000025373.html )
 これによると、県別での人口千人あたり喫茶店数は高知県が最も多く1.79店、次いで岐阜県1.60、愛知県1.46となっている。
それぞれの県庁所在地・高知市、名古屋市それぞれの喫茶店数を調査したところ以下のとおり。
 高知市  喫茶店数 603 人口 332,268 = 人口千人あたり1.82店舗
 名古屋市 喫茶店数4,700 人口2,223,148 = 人口千人あたり2.11店舗

 県庁所在地の比較では、岐阜市は高知市、名古屋市よりも人口あたりの店舗数が多いことになる。
ただ、全国で最も多いかどうかは、これ以上に人口あたり店舗数が多い市町村がある可能性もあり、確言できない。
岐阜にもモーニングがあります。<随時更新>

モーニングは名古屋や一宮だけではありません。岐阜にもちゃーんとモーニング文化が定着しています。面白いことに、岐阜のモーニングは岐阜市中心よりも岐阜市郊外のほうが比較的発達してるんです。理由は農作業の合間にちょっと一息入れようかと言う方々の憩いの場になっているから。早朝、岐阜の郊外を走っていて駐車場が軽トラ混じりの車でいっぱいの喫茶店を見かけたら、その店はモーニングの名店かもしれません。なお、ここで紹介する「モーニング」とは【基本的にドリンク代のみで付属してくる軽食サービス】を指すことにします。追加料金でモーニングセットになったり、朝定食の類はなるべく避けたいと思います。

知野のまとめ
2016年の調査
1位 岐阜市  15、296円
2位 名古屋市10、323円
3位 神戸市  10、269円
全国平均     6、453円 

2006年
1位 岐阜市  14、777円
2位 名古屋市12、591円
3位 神戸市  9、544円
全国平均    5、131円

昨日のコメント欄には、愛知県の一宮市、名古屋市が1位なのではないかとあったが、
都道府県所在地なので一宮市のデータはない。

岐阜市で、そばが、一宮市でカツ丼が出てきたことがあった。
コーヒーだけでなく、食事文化。
喫茶店でおしぼり文化も全国に徐々に広がりつつある感じがする。

15年くらい前だろうか、10時の約束時間に時間があるので愛知県の知多半島の喫茶店に入った。
閑散かと思ったら、じいちゃん、ばあちゃんで満員だった。
高齢人口は増えている。じいちゃん、ばあちゃんで、喫茶店は成長産業である。

岐阜市在住の方に聞いた。「1位、本当ですか」
私は評価していないが、河村名古屋市長と喫茶代競争をしても良いのではないか。
来年に岐阜市長選がある。細江市長は出馬しないようだ。
宇都宮と浜松の餃子のように新市長と河村市長とバトルをやって欲しい。

岐阜市のタクシーの運転手さんがこんなことを言っていた。
「長良川、自然の良さだと思うが、市民が気づいていない」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です