静岡市清水区の「山崎製作所」さん。

商業界4月号。

静岡市清水区の「山崎製作所」さん。

2代目、「山崎かおり」さん、魅力的な女性社長だ。

法政大学大学院 坂本 教授が最後に指摘するように、中小企業の事業承継、息子や社内に後継者がいない場合はお嬢さんに継がせるのも大きな一手だ。

多分、血筋より生まれてから両親の背中を見て育ったからだと思う。

静岡県のHPから。

社員を守るために家業を承継

板金加工の作業の様子株式会社山崎製作所は、創業から50年近くになる板金加工の会社である。
現社長の山崎かおり氏は二代目社長。
元々は家業である同社の経理を担当しており、経営者になるつもりはなかったが、創業者である父がリーマンショック後の経営不振から廃業を言い出したのを機に、他に社長のなり手もいなかったことから、従業員の雇用を守るために会社を継ぐことを決断した。
技術面の知識はほとんどない状態からのスタートであったが、それが故に周囲の声をよく聞き、社員とのコミュニケーションを深めていったとのこと。
それが結果的に風通しのよい職場づくりにつながり、どん底から脱出する足がかりになった。
就任したばかりの頃は、営業に出ても足下を見られてしまって、安い価格で仕事を受けてしまうなど失敗もあったとのことだが、このままでは競争に勝てないと、自社の強みや弱み、市場動向を分析して、1年がかりで経営理念を練り上げた。職人の熟練技術を活かした短納期の一品物の製作などにより、他社との差別化を図ることで、経営改革を行うことができた。

インテリア分野への進出
メタルインテリア(テーブル)当社の最大の特徴は、通常の板金加工品製作に加えて、板金加工の技術と女性の感性を活かしたステンレス製のテーブルや照明器具などのインテリアを、「三代目板金屋」のブランド名で、製作・販売していることである。
ステンレスでインテリアを作ることになったきっかけは、会社を訪れた方に「板金加工は金属の折り紙のようだ。」と言われたこと。
社長が、以前から千代紙や折り紙が好きだったことから、板金加工品にデザインを融合させることを思いつき、社内の女性3人でプロジェクトチームを立ち上げて、インテリア分野への進出を果たした。
チームの中の1人は社長の長女の瑠璃氏で、デザインを担当している。
「三代目板金屋」は彼女のことを指しているのかと思いきや、社長によると「私は二代目だが、板金の技術を将来に繋いでいきたいとの思いから、三代目とネーミングした。」とのこと。

販路開拓
当社では、ブランド「三代目板金屋」のWebサイトの構築やパンフレットの作成を行い、インテリア製品の販路拡大を図っている。
サイトを見た一般の方だけでなく、建築士、店舗デザイナー等の業界の方からの注文が多く舞い込んでいるとのこと。
また、社長が会社の情報発信のために始めたブログも、顧客を呼び込む重要なツールになっているそう。
現在は、サイトの閲覧者と直接やりとりしながら受注販売しているが、大手直販サイトでの商品販売も予定されている。テレビドラマの中で当社のインテリアが使用されたこともあり、今後は製品を目にする機会が多くなりそうである。

二代目社長の夢
社長に今後の事業の展開について伺ったところ、「まずは自社商品の力をつけて、将来的には海外に展開してみたい。」とのことであった。
「正直に、真面目に、一所懸命に」を大事にする、明るく元気な社長には、中小企業の社長など多くの人が「応援団」として協力してくれるとのことで、わずか数年で家業を立て直した社長のこと、「今は夢」と話す海外展開も、遠くない将来に実現してしまうのではないかと感じられた。
(文責:経営支援課)

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