経営学今一度洗濯して候

坂本会長が、40年間8000社を超える企業視察研究を通して、辿り着いた結論は、
「効果・効率ではなく、人を大切にする経営が、長期的は繁栄につながる」です。
一方、まだまだ、世の中の経営学は、効果・効率が中心です。
私事ですが、某全国組織の次世代経営人財育成の各県のインストラクターの育成を担当することになりました。同組合で、坂本先生の考え方に共感する人を大切にする経営学会の学会員の方からのご依頼ですが、昨年までは、長年、慶応大学大学院のケースメソッドで有名な教授が担当されていました。4月からスタートしますので、今週末はテキスト作成を行っていますが、今迄、使われていたテキストを確認していて唖然としました。

テキスト1頁目に書かれてあった「経営学の定義」
「経営学とは、企業経営という経済主体の目的(利益の追求)とその手段(生産性など)の関係を科学的に捉え、考察し、よりよい手段を実現するための学問である」

平たく言えば、
「経営学は、企業経営の目的は、いかに儲けるかの学問である」といった定義ですが、大きな違和感があります。そこで、早速、ネットで「経営学 定義」で検索してみると、やはり、次のような定義ができてきます。

「社会への影響力を強めつつある企業の行動を研究対象とする学問分野。資本主義経済のもとでの一般的な企業は,私的営利を目的として経済活動を営む組織体であるが,経営学はその企業行動を組織体の活動として分析するところに,その認識上の特徴がある。経済活動を営む組織体には,直接に営利を目的としていない公企業や公共事業体,協同組合等々もあるが,これらの行う経済活動も,それを組織体の活動として認識したときには経営学の研究対象となりうる。」                    世界大百科事典

世の中で、一般的に共有化されている経営学の定義が、営利追求目的の学問であることを考えると坂本会長が定義する「企業経営の目的は、関わる全ての人の永遠の追求」を基本的な考え方とする「人を大切にする経営学会」の活動や、当学会が主催し、4月13日からスタートする第1回EMBA経営人財育成の意義の大きさを痛感します。

私は、「自分自身の経験から、教育は、確実なリターンが見込める投資である」と確信しています。一方、「間違った教育は、何も教育しないよりも弊害が大きい」と感じます。
私は、教育が原因で企業が悪く(病気)なることを、短縮して「教原病」と言っています。
社会心理学者にクルト=レヴィンは、「よい理論ほど実際に役にたつものはない」と言っています。逆に、役にたたないどころか、害がある理論は、見直さなければなりません。

坂本会長が、最近よく口にするのは、坂本龍馬の「日本を今一度洗濯し候」といった言葉ですが、
まさに「経営学も今一度洗濯し候」と感じます。

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