『理念』が大切!

『理念』が大切!

 人を大切にする経営学会に入り、
坂本教授から「理念」がいかに大切であるかを学んでいます。
今年は、坂本教授とゼミ生の方々らが執筆した、
「いい経営理念が会社を変える」(ラグーナ出版)が刊行されました。
そこにも多くの企業の理念とそれを生かした
経営についての記事が載っていて、日々学びを得ています。
 
そのような中で、某家具のことを思い出しました。
事業承継の難しさを教えてくれた某家具ですが、
その経営理念のことです。
前経営者が新たに作ったT某家具のホームページには
明確な経営理念の記載はありません。
ホームページを見ると、
熟練した「匠の技」で、家族3世帯(お客様)に繋ぐ
思いが見て取れます。採用募集ページにも
「ただ単にインテリアを販売するのではなく、
つくり⼿の想いを感じていただけるよう、
しっかりとそのこだわりお伝えし、感じていただき、
その上で皆さまに使っていただきたいと思っています。」
とあり、作り手(取引会社)を家族3世帯(お客様)に繋ぐ
役割を意識していることが分かります。

よく坂本教授から「中小企業にはストーリーが必要だ!」
というお話を伺うことがありますが、T某家具には、
取引会社と顧客とを繋ぐ仕事に
思いをはせさせるストーリーが感じられます。
 
一方で、某家具は、採用FAQに
「お客様に喜んでいただき、
社員に喜んでもらい、
結果として会社が繁栄する」
が経営理念であると明記されています。
「結果として」業績がついてくるということは、
真理だと思いますが、
この理念は「会社の繁栄」が最終目的のようにも読めてしまい、
ちょっと違和感があります。
 まだ勉強途上の私からは、どちらが良いとも言えませんし、
企業は時間をかけて成長するものなので、
現在の業績で企業の良し悪しを判断すべきではありませんが、
理念との関係で、ちょっと感じたことを書いてみました。

現在、某家具は苦戦を強いられ、
発祥地である春日部ショールームを5月中に撤退するそうです。
何とか立直して頑張って欲しいと思います。
「ちぇすと!」
 (常任理事 弁護士 山田勝彦)

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