採用させていただく会社・トップの皆様
先週に続く。
Ⅱ.採用させていただく会社・トップの皆様
1.会社・トップの心構え
①.企業の目的は、社員とその家族の幸せを第一に、関連する全ての人々の幸せを実現することで、会社を継続することが大切です。
②.トップ・社長自ら採用の先頭に立ちます。採用にあたっては社員から信頼がある営業のトップ営業マンをNO.2に起用したいものです。
将来、2代目、3代目、4代目が継承する場合は採用陣に加えたいものです。
③.人手不足と言われていますが、自社で自信を持って提供できる量・サ-ビスの範囲内で人財数を考えたいものです。
急な売上増は人を増やし仕入を増やし借金が多くなります。納期が守れないし、対応も荒くなりクレームが続く負のサイクルになり破綻の道につながります。
「多くの受注をいただきありがとうございます。当社で自信を持って販売できる範囲で対応させていただきます。業界全体が成長できることは嬉しく思います。対応できる他社へ発注をお願いします。」と対応をします。
④.社員が適度な余裕を持ち働ける人財数を確認しましょう。
・定年をなくしたり福利厚生制度も充実させて給与も上げたいと思います。
・退職した社員やパ-ト、アルバイトで再雇用したい方に声をかけてみます。即戦力となり今までの経験を活かしてくれます。
・社員の知り合いも応募者として入社試験は他の社員と平等に扱いたいと思います。
・新卒(新卒3年以内を含む、苦労している可能性がありますので対象としたいと思います。)
2.準備する点
①.HPは重要になっています。商品情報等も大切ですが、求める人財像を明示して入社後の明るい姿も明示したいです。
社長のブログも大切です。仕事を離れた社長の家庭での姿等、親しみ易いイメ-ジは女性には必要です。
②.学生の売手市場です。社長が会社の目的・使命・理念・夢等を語り、採用させていただきますとの謙虚な姿勢が大切です。上から目線だと徳のある学生は潜在的に避けます。
3.採用時の対応
①.社長自ら、応募者全員と会って欲しいと思います。応募者に熱意が伝わります。
応募者には「私の尊敬する人」のテーマで作文の提出を求めたいものです。応募者の価値観が分かります。尊敬する人が両親だったら選考時には優先したいです。
社員に任せると自分より上になる可能性がある場合は潜在意識で選ばない危険性がありますのでトップ自ら当たりたいねのです。数千人規模の会社もトップが採用の重要性を知っていれば先頭に立ちます。
②.ネットで知識を得れるので創造力が大切な時代になっています。外部の社長に30〜60分の話をしていただき、感想をグループディスカッションをして会社が求める人材か協調性も見極めたいものです。
講師は障がい者や障がい者を雇用している方が良いと思います。才より徳の人物を見極めたいです。
我が社の新商品、改良商品、付加価値があるサービスの提供とは?をテーマにすれば創造力もわかります。
③.理系と文系にとらわれずに自社に欲しい人物を採用したいです。デザインは形・型と色だけでなく広報、HPや商品にデザインに大切になってきています。就活に苦戦している美大生を採用する時代と思います。
④.インターンシップは予定日時間外でも受けてください。また、パートアルバイトも経験するようにして、数年で退職するミスマッチは避けたいです。
⑤.応募者のライン、ツイッタ-、Facebook等の投稿内容を確認して、言葉使いが乱暴な場合は避けた方が良いと思います。米国では10年以上前から行われています。
4.フォロ-
①.フォロ-は他社への浮気心をさけるために大切です。
②.内定者のフォローは、手紙、メールをしたり、担当者を決めて電話をした方が良いと思います。
③.歴書書はコピーして返送してください。数年後にお客様、仕入れ先等になる可能性があります。
また、女性は履歴書の写真を返していただくのはまずないので会社への信頼を高めると思います。
Ⅲ.11日月曜日のクローズアップ現代から
逆求人サイト、
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4144/
番組の内容を文章化していますので、必ず目を通してください。
学生は1枚の自己PRシートを書くだけ。PRシートを見た企業が学生に面談を申し込む。自己PRシートにはカナダのバンクーバーで友人との起業をしようとしたが失敗話も書いた。合計9社から申し込みがあった。同サイトは3780社が利用している。
番組では社員の友人で就活に失敗したツテ転職まで紹介される。
ネットが就活戦線を一変させている。若者は転職する思考が強い。終身雇用も変わりつつありそうだ。就活する側も求める側も創造的破壊をして欲しい。
IT、AI等を駆使して起業し易くなった。こんな視点も必要だ。
外国人、障がい者、女性、高齢者が働きやすい会社は誰でも働きやすい
「人を大切にする経営学会」 中部支部 知野 進一郎
追記、前週の会社を選択する皆様には、応募先の会社に離職率(前年の採用数と残っている社員数)を質問することも良いと思います。
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