中国企業C社の「人本経営」

中国企業C社の「人本経営」

おはようございます。中部支部の諸戸です。

中国企業を視察させていただく機会がありましたので、前回に引き続いて、本日もその経営をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは浙江省のC社。フライパンや鍋などを製造販売しています。
いわゆる金物といった分野の製品です。
中国では金物製品のことを「五金」といいますが、浙江省は昔からこの分野の産業が盛んとのことです。

C社も「五金」製品を手広く手掛けていて、社員800人の会社に成長しています。
創立は1983年で売上高は3億元に達しています。
数年前に事業承継があり、今は40代の若い社長が経営しています。

会社の玄関をくぐると、圧巻の光景がありました。
玄関ロビーに、「優秀社員」の顔社員入りパネルがずらりと展示されているのです。

パネルの枚数にして75名分。
その多くがベテラン社員でこれまでの貢献に対する感謝の意を表す意味もあるそうです。
パネルサイズも大きいため、玄関ロビーの壁のかなりの部分を社員の顔社員パネルが占めています。

また、毎年、社員表彰大会を開催しています。ちょうど我々が訪問した週の週末に年一回のその表彰式が予定されていました(残念ながら我々は参加できませんでした)。

勤続5年を超えた社員全員を表彰するようで、お祝いを贈って表彰しています。

トロフィーのような記念品を見せてもらいましたが、金色に輝く手の込んだものでした。
若社長は、週末に予定されている表彰式について楽しそうに説明してくれました。

また、この会社に社長室はありません。
社長曰く、「自分はフリーアドレス」とのことで、あちこち社内を歩きまわっては、社員との交流や仕事の打ち合わせをしています。
中国はスマホがあればどこでもいつでもコミュニケーションができますので、固定席がなくても困らないそうです。
しかし、各地の事業所から本社へ出張してくる人たちには、彼らが着席する席にネームプレートを置いて、分かりやすくしています。
出張者はいつも本社にいるわけではないので、たまに来る人は、「どこに座ったらいいんだろう?」という不安があると思いますが、それに対する気遣いとのことでした。

若い社長でしたが、率先して「いい社風」づくりとその維持を心掛けていました。
風土づくりへのこだわりに感動させてもらった訪問になりました。

中部支部事務局 諸戸和晃

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