社会的課題に貢献する企業 実例(2)
社会的課題に貢献する企業の実例
(JICA支援事業「案件化調査」より)
京都府京都市 「Dari K株式会社」
(事例紹介:JICAより参照:興味深い企業が紹介されています)
https://www.jica.go.jp/sme_support/case/index.html
京都市にある「Dari K株式会社」はフィリピンのミンダナオ島で
カカオの生産性向上、カカオ栽培によるアグリビジネスモデルの
検証を行なっています。
同社はカカオ豆の栽培からチョコレート加工までの
技術がある企業です。
そこで、その技術を活用し、カカオ豆を生産者から
買い付けるだけでなく、豆の品質向上を図るため、
生産者に技術の提供を行うことで、高品質な豆の生産を行い、
その豆を高値で買い取り、現地の社会的課題を解決することが
できるのかを調査しています。
なぜそのような事が必要なのか?
途上国の産業を発展させるためには、
安価な製品を大量生産・輸出することではなく、
高品質な豆を生産し、農家の所得を向上させ、
生活を安定・改善させる必要があります。
そのためには、高品質な商品が消費者に届くシステムが必要で、
そのシステムが確立されることにより、
お互いによいビジネスパートナーになることができます。
そこで、同社はJICAの案件化調査を通じ、
フィリピン政府のカカオ産業における取組みや、
市場調査・ビジネス展開へ向け準備を進めると共に
カカオ加工業者の育成に繋げるというビジョンをもち、
海外展開を目指しています。
このように海外で活躍できる中小企業の技術の普及・実証事業
がまだまだ沢山ありますので、ご参考ください。
(2017年第2回 普及・実証事業:JICAより)
https://www.jica.go.jp/announce/notice/teian/ku57pq00001ynfpt-att/teian_170904_result.pdf
(金曜日担当 学会 法務研究部会 吉田)
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