東洋システム株式会社、電池評価装置のシェア世界一(福島県いわき市)

福島県内の優れた企業や経営者を表彰する、第4回ふくしま産業賞(ふくしま経済・産業・ものづくり賞)の最優秀の知事賞は、東洋システム株式会社(福島県いわき市)が受賞しました。電池評価装置のシェアが世界一の中小企業です。

電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)に欠かせないリチウムイオン二次電池(蓄電池)の試験装置を手掛けて、エコカー普及への貢献が評価されました。

受賞歴がすごいです。

◎平成21年11月/2009年 第9回 Entrepreneur Of The Year Japan 全国大会グランプリ受賞
◎平成24年2月/第4回ものづくり日本大賞 優秀賞受賞
◎平成27年10月/公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会主催 第10回ニッポン新事業創出大賞 中小企業庁長官賞《アントレプレナー部門/最優秀賞》・復興賞 受賞
◎平成30年4月/地域未来牽引企業 選定(経済産業省)

代表取締役 庄司秀樹 氏は、紺綬褒章受章(3度目の受章)されています。

東洋システムは、「人財」「和進」「ハイブリッド経営」「3分の1利益還元の原理」をキーワードにしています。

◎人財
人は財産であって材料ではない。東洋システムはこの考えのもとに”人財”という言葉を使っています。

◎和進
和を以って進む。一人は皆の為に、皆は一人の為に、社員が気持ちを一つにして進めば、限りなく不可能に近いことでも実現できるということを”和進”という言葉であらわしています。

◎ハイブリッド経営
社員が安心して働けて、なおかつ健全に成長できる会社である為には終身雇用と実力主義の融合が必要なのです。 生活に必要な安心(日本型終身雇用)と大きく貢献した社員を高く評価する(欧米型実力主義)をバランスよく融合させたのが、東洋システム独自のハイブリッド経営です。

◎3分の1利益還元の原理
利益の3分の1は将来の為の研究開発資金に、3分の1は従業員の雇用を守る為の貯蓄に、そして残る3分の1は和進の精神を持った従業員に還元する…これが3分の1利益還元の原理です。

http://toyo-system.co.jp/

(福島民報社、東洋システム株式会社HPより引用)

(人を大切にする経営学会 東北支部 本田佳世子)

        

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