お客様の本音を聴けるか 経営はトップ次第

お客様の本音を聴けるか
経営はトップ次第

木曜日のカンブリア宮殿、「ケンタッキーフライドチキン」を見た。

小池栄子も味が変わったと感じていた時期があり素材を混ぜるスタッフのやり方が原則ではなかったようだ。社長が社員に聞いても的外れだった。お客様に聞きサンダースおじさんの原点に戻った。

色々な企業を視察してより美味しいものを提供して欲しいと客の私が改善提案をすることがある。トップから感謝されることもあるが返信がなかったり幹部からは否定する返信もある。

あるパン屋チェーン店、美味しいパンもあるが美味しくないパンもある。社員・スタッフが自信を持って供給できる量を超えた売上をトップが望んでいるからだ。

あるバームクーヘン屋さん。本店は超美味いが名古屋店は普通の味だが本店とは格段の差がある。材料、機材も本店と違わなく人の問題と思うが担当者はトップを恐れ客の私の提案を遮る。

食べ物だけでなくコンサルタント会社も同じだ。
Aコンサルタント会社とは別の主催のA社の若いコンサルタントが講師のセミナーに参加し大変参考になりA社主催のセミナーに参加した。
B講師の説明は前半は配布された資料と内容がまったく違う資料で話している。30分過ぎに前半の資料をいただきたいと本部にメールを送った。自動返信されてきた。前半の資料をメールで求めたがまだ返信はない。
A社の若いコンサルタントを褒めたのでB講師が部下でお詫びの返信がなかったかもしれない。

そのA社の社員とは10年以上前に2回別の会計事務所で所長を待つ間に話を聞いた。コンサルタント会社のコンサルタントは独立開業志向がなくサラリーマンだと本質のコンサルはできない。
トップとサラリーマンとでは雲泥の意識差があるからだ。社長の俺はゴミを拾うが社員は拾わないと思っている内は甘く、社長の姿を見て社員が自然にやり始める事が一歩だ。

トップにお客様の生の声が ダイレクトに聴こえる仕組を創りたい。

「ケンタッキーフライドチキン」はオーナー社長ではなくサラリーマン社長だ。応援したい。

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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