恩師に

自分は社会的な適応能力に難があり、ついつい自分の正義を絶対のものとして発言したり行動したりしてしまいます。ある意味で、社会的に適応が困難な生き方をしているかもしれません。もっとも、多くの司法にかかわる人は同じような傾向にあると思うので、私に限った事では無いかもしれません。

私が就職した事務所のボス(私の恩師)は、私に対して一度もダメ出しをしたことがありません。私以外のスタッフや他の弁護士に対しては、山田君は大丈夫なのか?と絶えず言っていたようです。相当心配が絶えない存在だったのかもしれません。でもそのようなボス(恩師)の心配をよそに、自由気ままに、やりたいことをやり、自分の思いどおりの仕事だけをしてきました。そんな自分をボス(恩師)は、信頼してくれていたんだと思います。たぶん、、、

 信頼!とても簡単だけれども、とても難しいこと。ボス(恩師)が、私のどこを信頼してくれたのか分かりません。でも、自分はボス(恩師)を裏切るようなことは出来ません。そんなものです。

 人を大切にする経営を実践している経営者は、社員を信頼しています。そこに根拠はあるのか、と問えば、多分、きちんと言葉で表現できるような根拠はないかもしれません。それでもなお、人を大切にする経営者は、社員を信じていますだからこそ崇高なのです。

 私は、日本型経営をダメだとは思いません。思いっきり、人を大切にして、日本型経営をしていただければいいのではないかと思います。

 (学会 法務研究部会 常務理事 弁護士山田勝彦)

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