No130記憶に残る経営者の言葉30 こんの(福島県福島市;古紙回収や廃棄物の収集運搬事業)紺野道昭社長

今回は2015年3月「第5回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」にて審査委員会特別賞を受賞された『株式会社こんの』社長;紺野道昭社長です。

http://www.konno.gr.jp/index.html

2017年9月に坂本ゼミ夏季合宿先のひとつとして訪問させていただきました。

株式会社こんのは現社長のお父様が昭和26年に設立しました。創業時はくず鉄収集業だったようですが、現在では古紙回収や廃棄物の収集運搬が主な事業です。現社長の紺野道昭社長は小学6年生の時からアルバイトをし、“ぼろ屋の息子”とからかわれた記憶があると語ってくれました。

“普通の会社にすることが夢だった”

紺野道昭社長のこの言葉はとても印象的でした。

紺野社長は1991年に入社していますので、ちょうどバブルが高まった時期です。

男性社員はほとんどがパンチパーマ、無断欠勤は当たり前、求人広告10回出して1人応募があるくらい、ある年には離職率は100%を超えた時もあったという事でした。

そんな状況の中、紺野社長は幹部と泊まり込んで、「どんな会社にしたいか?」とことん話し合いました。

その頃、『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)との出会いがあり、坂本光司先生の講演に何度も足を運んだそうです。

現在では、9か所すべての事業所において障がい者を採用し、毎年新卒を採用し、ここ数年は離職率ゼロとなっています。

『経営者自身の在り方』がどれほどまでにその企業の将来を左右するのか、どんな事業であっても大切な価値を見出せるのだと教えていただきました。

以前に投稿した記事は こんの【No3いい会社視察2017/9/4 + 2015/5/9紺野社長ご講演in法政大学】 このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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