No150記憶に残る経営者の言葉50 柳月(北海道河東郡;菓子製造販売業)田村 昇社長(当時)

今回の記憶に残る経営者の言葉は2013年と2017年に坂本ゼミの夏季合宿としてご訪問した『株式会社柳月』さんです。同社は「三方六」で有名な北海道を代表するお菓子メーカーです。帯広にくる観光バスの60~70%が訪れるスイートピア・ガーデンにおいて田村社長(当時)のお話と工場見学の機会をいただきました。

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同社は理念にもあるように、“家族の団らんのために存在している”と言っても過言ではありません。

田村社長は日本の家庭の大切さを力説されました。

“両親共働き、子供が塾、父親は家庭と会社とのギャップを抱えている”

“家族に会社(職場)の楽しさを見せなければ、子供は大人になりたがらない”

“お菓子を中心とした家族団らんの場を提供したい”

その想いは販売価格にも表れています。

“ショートケーキ190円を守っています”

“一家団らんには美味しいだけではなく、手が届く手ごろな値段であることが大切”

お菓子の主な原材料は、小麦や砂糖、牛乳です。それらの価格は政府が全国一律に決定しています。

10数年前、札幌に進出した際、人件費や土地代が高いためショートケーキの価格を10円値上げして200円にしようとしたところ、社員が“自分たちが努力する”と190円の維持を社長に申し出たほどです。

社員に深く刻まれた生産性向上意識は、例えば経常利益を1%向上させるためには、1日あたり〇分の改善、ケーキ〇個分の改善など、具体的な数字となって可視化されています。

理念が浸透し現場の風土となり言動に直結されているのだと感じました。

“北海道は沖縄に次いで離婚率が全国で2番目に高い”

田村社長のお話からは、思いの強さ、とりわけ一家団欒を想う意識の強さを感じました。

以前に投稿した記事は 株式会社 柳月【No71いい会社視察2013/9/9、2017/9/13】 です。このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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