No151記憶に残る経営者の言葉51 株式会社 柏屋(福島県郡山市;菓子製造販売業)本名 善兵衛社長
今回の記憶に残る経営者の言葉は2017年9月に坂本ゼミ夏合宿先のひとつとして訪問させていただいた『株式会社 柏屋』です。当日は5代目;本名善兵衛社長にお話を伺いました。
柏屋さんの創業は1852年、黒船が日本に来る前の年です。2021年には170周年を迎える長い歴史があります。
同社は代々代表者が襲名をしています。現社長の本名 善兵衛氏は2012年に5代目を襲名されました。
本名家には200以上の家訓があると聞いたことがあります。印象的なものとして
“代々初代”
“今日が創業”
“お菓子を買うのが目的でなく,柏屋に行くのが目的になるような商売をする”
170年の積み重ねは遥か彼方の存在に感じながら、人としての在り方を考えさせてくれる大きな存在です。
1958年に始まった子供たちの詩を集めた詩集です。
詩を書く機会が減っている現代。“子供たちの成長の場を作りたい”と『青い窓』は続いています。
今では10か国語に翻訳されています。また六花亭(北海道;菓子製造販売業)の『サイロ』は姉妹詩で、『青い窓』の1~2年後に始まっています。
〇朝茶会
1974年に“お茶でも飲んでいって”と声をかけたことがきっかけです。毎月1日の朝6時から8時まで開催しています。今では460回を超えて開催していて、毎回200~400名が集います。座席数は40席です。
“多様な年齢層のお客様が同じテーブルになるように気を配っている”
私達は歴史から多くを学ぶことができますが、柏屋さんのように身近で現実にある存在からさまざまなことを学べることは大変貴重な経験となります。
以前に投稿した記事は 株式会社 柏屋【No44いい会社視察2017/9/3】 です。このブログ内を検索してご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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