No167記憶に残る経営者の言葉67 日新堂印刷株式会社(北海道札幌市;印刷業)阿部晋也社長
今回は2013年9月に坂本ゼミとしてご訪問した『日新堂印刷株式会社』さんから記憶に残る経営者の言葉をご紹介致します。
同社は2010年に坂本光司先生の著書「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」(ダイヤモンド社)の中で紹介されています。
日新堂印刷さんの創業は昭和57年、阿部晋也現社長のお父様によって設立されました。現社長は平成8年社長に就任されています。
中学生の頃から“世界の中で人の役に立ちたい”と考えていた阿部社長。大学卒業後は一般企業に就職されますが、“人を大切にしていない会社だった”ということもあって退職。起業を考えていたそうですが、お父様の誘いに印刷会社を継ぐ決断をされました。
世界貢献への意識が強い阿部社長は、印刷事業の中で“名刺”に着目し同社の強みを拡げていきました。
まず、スウェーデン出身の環境コンサルティング、ペオ・エクベリ氏との出会いから同社の代名詞といえるバナナペーパーが誕生しました。ザンビアで新たな雇用を生み、関わり人達の生活を改善しています。その後はさまざまなエコ用紙を多数揃え、環境用紙の市場を創造しています。
またエコ名刺ユーザー交流会を立ち上げ、同社で名刺作成したユーザー同士が繋がる仕組みを提供しています。
当日のお話を伺って特に印象的だった阿部晋也社長の言葉
“日新堂印刷のビジネスはBtoCではなくBtoF、FはFunです”
“何をするかではなく誰とするか”
“お客様は親友だと思っている”
“名刺で人を幸せにしたい、名刺で人と世界をつなぎたい”
阿部晋也社長率いる日新堂印刷さんの存在は、私達がその思いに触れ、共感し、何らかの言動につなげていくことの大切さに気付かせてくれるのです。
以前に投稿した記事は 日新堂印刷株式会社【No84いい会社視察2013/9/10】 です。このブログ内を検索してご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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