悲願達成

 こんにちは。人財塾4期生、神奈川県で電気工事業をしています角田と申します。

人財塾を卒業し、早いもので半年がたちました。

そんな中、私事で恐縮ですが、最近とてもうれしいことがありましたので、

こちらで話をさせていただきます。

弊社では、社員さんそれぞれが目標を持つことを大切にしています。

恒例で、毎年決算の閉まるころの6月に経営指針発表会を行っております。

コロナ過で一時開催を中止したこともありましたが、今年は、お陰様で感染予防対策を行い実施することが出来ました。

毎年代表の私が、昨年度の経営成績を報告し、今年度以降の目標や計画を私と担当

社員で報告させていただきます。

その後、社員のみんなが事前に考えてくれた、それぞれのビジョンを発表します。

そこには、それぞれが持つ様々な夢や目標があります。

その中で、今年度の目標に、「第1種電気工事士免許の取得」という目標を3年越しで上げている社員さんがいました。電気工事を行っている弊社では、電気工事士資格が業務上必須の資格となります。資格には1種と2種があり、1種は2種より取り扱える電圧などが高く、より深く広い知識が必要となります。

弊社では、技術力をより高めるため、資格取得をサポートしてきました。

現在、事務職員も含めて全社員の90%以上の社員が2種を所持し、60%が1種を所持しています。しかし、一種の壁は厚く、直近3年では、3人中1人、2人中1人、2人中0人という試験結果でした。

今回試験に挑戦したのは、3回目受験のAくん含め、1回目受験のBくん、2回目受験のCくんの3名です。最初に自己採点で合格の報告をくれたのがBくんでした。次にCくんが忙しい中合格を勝ち取りました。Aくんは、毎年自分から合否の報告はなかったため、不安がよぎりました。オンライン発表の翌日の21時過ぎでした。電車に乗っていた時、LINEワークスの着信が何回かなりました。時間も遅かったため気になり駅について確認をしたところ社内グループへのAくんから合格報告でした。

「筆記試験合格しました!」の報告に対し、

みんなの「おめでとう」「やったね!」という優しいコメントでした。

黙ってはいたけど、過去の2回の不合格はきっと悔しかったことだろう。

良かった!3年目の悲願達成! なぜか涙があふれてきました。

人通りの中、おじさんが泣きながら歩いている姿を想像し、我に返り

ふと、坂本先生が話してくださった「人の優しさは流した涙の量に比例する」

という言葉を思い出しました。

社員さんの苦労と努力が、私自身を少し優しい人間に近付けさせてもらえることが

出来た。なんだかとてもありがたく、幸せな気持ちになりました。

人財塾4期生 キョーデン設備株式会社 角田孝志

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