創業109年、自分の特長を全面的に出して5代目にバトンタッチする変わった4代目社長

創業109年、自分の特長を全面的に出して5代目にバトンタッチする変わった4代目社長

14日に開催された、宇都宮市のツグラナ(サクシード)のセミナーの
テーマと講師は、
「100年企業の事業承継と経営革新」
〜成長戦路のためツグナラに期待すること〜
菊池食品工業株式会社代表取締役社長菊池光晃氏だった。

3代目の親父とは喧嘩ばかりし、継ぐ気は全くなかったが、身内に言われ継ぐ決意をし、食品会社2社を渡り歩き30歳前後に入社した。

菊池社長、本物の採用活動だと思う。
4代目社長になり、中途社員しか居なかったので、新卒を募集した。リクルート社に丸投げし多額のお金を支払ったが結果は0人。

社長が先頭に立ち、欲しい人財を獲るために学校を訪問した。就職説明を社長がして社長が面談した。今では1次から3次面談まで社長も立つが社員も加わり、応募者には会社の悪い点を7割、良い点を3割、率直に説明するようにし欲しい人財を獲得している。応募者から見ると正直な会社で入社しても安心だろう。

社員も加わっているので、社員も自分も選んだと言う意識があるので面倒見が良いようだ。

会社説明は社長が自らしたい。
創業の想い、苦しかった事、あの経営危機があったから今がある。求める人財はこのような方に来て欲しいを赤裸々に説明するので、社長の人格と熱意が通じて欲しい人財を獲得できる。

社長と言う社員と社員では異なる。
社員の立場は無意識のうちに自分より優秀な人財は落とす傾向があるので、社長が説明した方が良い。
大企業も社長トップが説明すると本物の逸材が採れる、

応募者も会社の社長、トップが我々の為に説明してくれているので入社意欲が更に高まる。

菊池食品工業は採用したい方が来たら採用するので、10名以上の場合が多いが、2名のみの場合もある。甘くして数だけ採用すると辞職率が高いのだろう。

大学生の就社観はかなり変化している。社会貢献度が高い企業を34.3.%の大学生が望んでいる。企業も項目と御社の対応をHPに掲載し応募者に説明したい。

転職的離職が年々増えている。
新卒、新卒後3年以内、中途、定年後、パートアルバイト全てにいつでもインターンシップを実施し、入社した社員を定年後も働きたい時まで活躍の場を与えて共に成長し共に幸せになりたい。

社員共育は3分朝礼が一番効果がある。人前でも堂々と話ができる。

5代目は25歳の長男、大手IT企業に勤務しているが親しい社長に給与は無しで社長秘書をやり5代目が入社し、やりやすいように今から人財を育てている。

「人を大切にする経営学会」
中部支部 
知野 進一郎

菊池食品工業、ツグラナが特長を捉えた紹介サイト

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