中小企業人本経営プログラム第6期 プロジェクト発表会

中小企業人本経営プログラム(学会経営人財塾)第6期のプロジェクト発表会が3月8日、9日と法政大学市ヶ谷キャンパスにて実施されました。4月に開校したこの塾もこの最終発表会を持って修了となります。これまでも夏合宿を含む企業視察、全体で年間を通して一つのテーマを研究し著書にまとめ、出版する全体研究など通常の講義以外の取り組みを数多く行ってきました。その中でも一年かけて自分で決めたテーマについて調査研究を行い、事業計画、行動プランなどにまとめたプロジェクト研究はまさに集大成と言える取り組みです。

今年度は本の出版への取り組みが押し11月以降のスタートになりました。しかし、皆さん熱心に自分、自社、そして業界の抱える課題などをテーマにアンケート調査、企業に訪問しヒアリング調査など通常の仕事をしながら取り組まれてきました。我々コーディネーターも皆様のテーマに沿って資料の提供や研究内容についてのフィードバックをしながらここ数か月進捗を見守らせていただきました。

ここ数年は受講生の所属する企業の多くが日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞されている会社の経営者、経営幹部の皆様になってきています。そのため、すでに人を大切にする経営を自社で実践されている受講生が多く、そのことが受講生の学びの速さと深さを加速度的に高めているように感じております。したがって、今回の研究発表においても自社や自分を深く見つめ、多くの受賞企業へのヒアリングなどから有効性の高い取り組みや結論を導き出しています。一人一人の発表もレベルが高く学術的かつ実務的にも評価できる内容が多数ありました。発表会には審査委員として学会の理事の皆様もご参加いただき経営者目線、実務レベルでのフィードバックやコメントをその場でいただきます。実際にこれだけの経営者、実務家の皆様からアドバイスをいただけるビジネススクールは他にはありません。やはり、人を大切にする経営学会だからこそできる唯一無二のプロジェクト研究発表会なのです。

修了された皆様一年間お疲れさまでした。この一年の取り組みは必ず皆様の人生にとって大きな大きな宝ものになるかと思います。是非、発表されたプロジェクトを実現させていただけること祈念しております。

そして、4月からは新たに39名の受講生の皆様をお迎えして第7期が開講いたします。どんな一年になるか今から楽しみです。

(人を大切にする経営学会 事務局次長 水沼啓幸)

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