2024年度中小企業人本経営(EMBA)プログラム「第7期経営人財塾」スタート
今週4月11日より学会主催の第7期経営人財塾がスタートいたしました。今年は39名の塾生が入塾され来年3月までの1年間、切磋琢磨し人を大切にする経営のあり方と実践について学びを深めて参ります。
4月第1回目の実践経営学講義は株式会社日本レーザーの近藤宣之会長から「求められるダイバーシティ経営」としてご講義をいただきました。30年連続黒字を継続できた根幹には人を大切にする経営がある。倒産寸前の日本レーザーに親会社から出向した当時は不正が横行するありさまでした。そこから近藤会長が自分自身を変え、経営のあり方を定め、さまざまな施策を展開、業績はV字回復しました。黒字にこだわることの大切さ、厳しい経営環境において社員のモチベーションをどのように高めるか、経営者としての心構えなど起こった事例を交えてお話いただきました。会場には近藤会長の熱意ある講義に対し真剣に聞き入る塾生の皆様の熱気が充満していました。
12日は学会長の坂本光司先生による中小企業経営事例研究&ゼミがスタートです。人を大切にする経営のトピックス、坂本先生の講義を交えながら全国の先進事例企業を毎回これでもかというほど調査・研究する時間となります。8つのグループに分かれて事例研究、ディスカッションを繰り返し、経営のあり方を学びます。その過程で合宿などのフィールドワークや著書の執筆など通常講義を超えた取り組みも実施していきます。塾生の皆様が自分たちで何事も決め自主的に取り組み、運営していくのがこのゼミの特徴です。そしてただ学ぶだけではなく、これらのプロセスを通して自分の会社の課題や解決策を探っていきます。例年、我々が傍らで拝見していても一年を通し塾生の皆様大きく変わっていくのがよくわかります。
5月以降も1年の取り組みを著書にまとめて出版する全体研究や夏の合宿にむけて全国各地の日本でいちばん大切にしたい会社を学ぶ事例研究が怒涛の如く続いて参ります。我々コーディネーターも経営者、経営幹部として働きながら学び続ける皆様を精いっぱいサポートして参ります。
(人と大切にする経営学会 事務局次長 水沼啓幸)
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