No311『株式会社トーケン(石川県金沢市)』第14回受賞企業ホームページから

このシリーズでは「第14回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業のホームページを拝見して印象に残った内容をご紹介しています。
 https://www.token-web.com/
今週は株式会社トーケン(石川県金沢市)さんです。中小企業庁長官賞を受賞されました。

●概要
創 立 1970年(昭和45年)7月27日
資本金 7,000万円
金沢本社 石川県金沢市入江3-25
代表 代表取締役会長 根上 健正
   代表取締役社長 伊野 博俊
社員数 81名
直近売上高 115.0億円 2024年2月末
事業 建設総合サービス業(建設事業、不動産開発事業、賃貸マンション事業、環境関連事業、高齢者介護施設紹介事業)

●社員が主役の風土つくりとそのための企業理念・経営信条
“トーケンが考える「社員が主役」 とは、「社員が輝く 強くて、やさしくて、おもしろい会社」 を目指すこと”とあり、考え方の根本は企業理念・綱領・経営信条に整備されています。

企業理念
未来への胎動」~「不易流行」変化を恐れず未来に向かって胎動する
綱領
われらトーケングループ社員は、実業人としての自覚を持ち、
地域の繁栄と社会環境向上に貢献することを期す。
一人ひとりが「未来への胎動」を合言葉に
創造、先取、挑戦の気概を養い、
英知と努力を奮い、志気凛然と事に向かう。

経営信条
一.「建設総合サービス業を究める」
 お客様との絆を深め、皆様のご要望に”ワンストップサービス”で応える
一.「多柱経営の傘を広げる」
 力を合わせ、利益ある成長を続ける
一.「社員が主役の企業をめざす」
 社員が輝く“強く、やさしく、おもしろい企業”を創る
一.「地域スーパーゼネコンの使命を果たす」
 地域に尽くし、誇り高く、われらの社会的使命を果たす
一.「企業は人 人格陶冶に努める」
 トーケン社員は礼節をわきまえ、品位と責任を重んじる

●第2創業期と未来に向けて
2006年に現会長の根上健正氏が社長に就任されています。
2007年当時の建設業の苦境から脱却すべく、以降17年間に亘る第2創業期において、企業理念「未来への胎動」を掲げ、絶え間ない改革を合言葉に企業変革を始めています。
そして「未来への胎動」と題するページでは第1章~第7章まで大変わかりやすい説明が掲載され、目指す方向が明確に伝わります。
第1章 めざすは地域スーパーゼネコン
第2章 改革への挑戦
第3章 経営戦略
第4章 企業は人
第5章 働き方改革は宝の山
第6章 課題と展望
第7章 新成長戦略の構築

●社員の成長をサポートする取り組みの充実
「社員が主役の企業」の企業を目指し、成長をサポートする取り組みがあります。
「未来への胎動塾」・・・新卒入社社員と若手社員を対象とした社内アカデミー
技師長制度「松峯塾」・・・大手ゼネコンのOBが技師長となり技術力向上のため指導や大手ゼネコンの現場見学会など実施
社内発表会「胎動塾」・・・社員が講師を務める社内勉強会。人財育成や情報共有を目的とし、社長がその社員にふさわしい「学ぶべきテーマ」を与えている。

●最後に
株式会社トーケンさんのホームページは非常に見やすく、同社を知るための情報が多く掲載されています。そして目指す方向が明確に示されています。
また採用ページも同様で、未来の社員さんに向けて情報が丁寧でわかりやすく整理されています。
同社のホームページからは意識の高さや誠実な印象がストレートに伝わってきました。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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