待ちに待った静岡県御殿場市と長泉町の企業視察
先週の6月17日に待ちに待った静岡県御殿場市と長泉町の素晴らしい2社の会社を視察した。
待ちに待ったとは、法政大学大学院、坂本光司ゼミに入学した2年と3-4か月前からたびたび、坂本教授からこの2社について話があったからだ。
坂本教授と10数名のゼミ生が三島駅に集合。
同級生の西森さんが西森さんと教授が行く視察は雨が降ったことがないと言ってスタートした。
始めの企業は、御殿場市の「社会福祉法人 ステップ・ワン」さん。
根上豊子理事長、障がい者のために命を捧げる覚悟を感じた。障かい者のために命を避ける方々。
天・神・仏は「障がい者のために命を捧げていただきありがとう。まだまだ、働いて欲しい」と元気良く、女性は綺麗に働かせるようにすると改めて感じた。
根上理事長の話で印象に残ったこと。
1.障がい者は心がきれい、落ち込んだ時は障がい者に適わない。福島市のクラロンの田中須美子会長が創業者のご主人が亡くなり途方にくれた時にご主人が育てた障がい者が励ましてくれた。
2.障がい者がなぜ、農業に向いているかを聞くと「百姓と言われるように仕事を分けて得意分野を担当すると生き生きするとのこと。結論だ。最近、「農福」と言われ、休耕地を障がい者が自然農法での流れが出来つつある。
水耕栽培で創ったレタスバーガーは美味しかった。焼き芋のさつまいもも美味しかった。
次に訪問する「マックス・バリュー東海」さんへ、ダンボール箱に入れたレタスバーガーをお預かりした。ステップ・ワンさんの感謝の気持ちだ。
ヤオハン、覚えているだろうか。1997年に1600億円を超える負債を抱えて倒産、会社更生法により「マックスバリュー東海」になり今日は静岡県を主に多くの家庭の食等を支えている。
3点の特長を記す。
1.倒産、更正法適用の真っ最中に、お客様が存続を希望し1週間で9万人の署名が集まったと言う。当時は36店舗だったので1店舗平均で3000人。ヤオハンの倒産の理由は中国への進出が失敗しただけで日本ではお客様の評価が高かったことを示している。
2.毎年、3者から会社への満足度調査を行っている。
①社員 ②お客様 ここまではよくあるが、③協力会社(仕入れ先)まで。
3.女性社員、パートさんはその地域で何が行われ何を欲しているか最も分かるので、その女性がアイデアを出し実行できる仕組みを作っている。
この他に障がい者雇用も素晴らしい。ステップ・ワンさんの野菜も仕入れ売っている。チラシ広告にはステップ・ワンさんが写真入りで紹介されている。ステップ・ワンさんからは、残さず購入している。
また、3万8千枚のチラシを折ることもステップ・ワンさんに依頼している。
代表取締役社長は神尾啓治さん、ヤオハンからのたたき上げだ。奢ることはない。組織はトップ次第。「俺が責任をとる。」社員はやりやすそうだ。
三島駅で解散まではほとんと雨がふらなかったと言って良い。その後は浜松市で開催される坂本教授の講演に向かった。雨だった。
日曜日、西森さんと愛知県大府市での慶応大学大学院の安井俊之教授等のワークショップに参加した。
坂本教授がいないので土砂降りの中の帰り道となった。
修士3年
知野 進一郎です。
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