変化への対応

今週は宮城県で仕事を始め、首都圏に帰ってきましたら、すっかり秋の気配になっいて、季節の変わり目を実感した週でした。また、19日は敬老の日でしたので高齢化に関する情報を共有します。

総務省統計局の調査によると、9月15日時点の65歳以上の高齢者人口は3,461万人、総人口に占める割合は27.3%と、ともに過去最高を更新しました。またこのうち100歳以上の人口は65,692人と、前年から4,124人増加しました。日本の高齢者割合は主要国最高で、労働力や消費力の面からも、元気な高齢者=「シニア」の活動はますます注目されるものとなっています。

このような高齢化社会は、豊かな長寿の実現に必要な高齢者のニーズに対応し、あらゆる分野でヒット商品やサービスが産み出されています。一例を挙げると。

・ ワンコイン健診検体測定室(ケアプロ)
・ 「筋質点数」ヘルスメーター(タニタ)
・ 家事代行(イオンのカジタク)
・ 駅ナカ健康チェック(小田急線)
・ 安全運転支援システム(自動運転技術)
・ コミュニティ食堂@柏市豊四季台
・ ユニバーサルデザインフード(日本介護食品協議会)
・ 介護旅行(トラベルヘルパー)
・ ロボットスーツ/リハビリ支援
・ 大人のおむつ/尿もれパッド

新たな商品・サービスの提供は、健康で長生きしたい【健康長寿ニーズ】、まだまだ社会で活躍したい【活躍ニーズ】、自立生活を継続したい【自立生活ニーズ】、住み慣れた住宅(地域)で最期まで暮らしたい【在宅ケアニーズ】、楽しみたい【ENJOYニーズ】などのニーズの変化に対応するものです。この変化への対応は、大手企業より顧客との距離感が近く、小回りが利き、敏速性に優れた中小企業の方が有利に展開します。

私たちの周りを見渡すと、主婦の店 さいち(仙台市)、高齢社(東京都)、でんかのヤマグチ(町田市)、さくら住宅(横浜市)、たんぽぽ介護サービス(一宮市)、創裕(高松市)、徳武産業(さぬき市)、島根電工の住まいのお助け隊(松江市)、パーソナルフードサービス(名護市)などは、このようなニーズの変化に迅速かつ的確に対処し、成長し続けている学ぶべき点の多い企業です。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

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