No337記憶に残る言葉 障害者支援施設なるみ園さんと社会福祉法人 共生シンフォニーさん

“障がい者は悪いことを悪いと思っていない。健常者は悪いことを悪いと思っている”

この言葉は、社会福祉法人実誠会 障害者支援施設なるみ園(茨城県那珂市)仲田実理事長の言葉です。
2014/12/6に視察に伺った時のものです。

仲田実理事長は、22才の時、家電の卸販売をしていた会社に就職。
社長のお子さんが障がい者だったことを知ります。
長年お世話になったその会社を退職後、4年に渡る厚生労働省との交渉を経て、65才になってから障がい者が生活するための施設を設立した経歴の持ち主です。

2017年3月「第7回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」にて実行委員会特別賞を受賞です。

また別な言葉ですが、
社会福祉法人 共生シンフォニー;常務理事の中崎ひとみさん(当時)の言葉も心に残っています。
2015/2/20に視察に伺った時のお話です。

“もし障がい者を認定する区分が300くらいあればだれでも障がい者”

講演の中で、通常障がい者は障害者総合支援法における障害支援区分によって区分1~6までに分かれていることを示した上で、このようなお話がありました。
この言葉は時に私自身が自分と向き合うときなどに思い出すことがあります。
行政上の区分の必要性はもちろんよくわかります。同時にすべての人に区分はないことや逆に自分も区分のひとつだと思うことがあります。

それぞれの過去の投稿はこちらになりますので、もしよろしければお読みください。

なるみ園(茨城県那珂市)【いい会社視察2014/12/6】
共生シンフォニー(滋賀県大津市)【No52いい会社視察2015/2/20】

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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