仙台企業視察

水曜担当の鈴木(良)です。

10月31日(日)から11月1日(月)にかけて、神田経営者クラブ特別研究視察会に参加、仙台を中心に立派な経営を実践している4社を訪問しました。

我々、静岡4人組は、30日に坂本ゼミ終了後、仙台へ直行、ひと足早く牛タンを肴に仙台の夜を満喫いたしました。

最初に訪問したのは、(有)フタバタクシーです。当社は「“弱者”に優しい会社の話」(近代セールス社)でも紹介されているように、保有車両の半分が、介護・福祉・子育て等弱者向けの専用車両です。タクシー業界の厳しい経営実態のなかで、あえて非効率の分野に取り組む及川社長の信念に共感し、何とかこうした会社に地域で支援できないか考えさせられました。

次に訪問したのが、「秋保おはぎ」で余りにも有名な、「主婦の店さいち」です。本当に一見すると場末のスーパーですが、ここに信じられない数のお客が殺到します。当日は日曜日ということもあって、おはぎ、惣菜目当ての車で周辺は大渋滞となっていました。佐藤社長、澄子専務(奥様)ともお会いできて、また、直接お話を伺うことが出来大変満足しました。誰にも真似のできない家庭の味、既に職人芸の域に達しているのかもしれません。

1日目最後の訪問先が、(株)清月記(葬祭事業)です。最後と言っても、菅原社長さんは今回の視察旅行の現地の段取りを一手に引き受けてくださった方で、当日はずっと同行され当地仙台の説明や、会場提供、さらに夜の地元経済人との懇親会セットなど大変なご尽力をいただきました。既に東北地方では本業界のトップ企業の地位を固めていますが、おもてなしの姿勢、社員の人材育成などソフト重視の経営姿勢に感服しました。「経験者ほど、教育訓練と意識改革が必要」との言葉は全く同感です。

2日目は、仙台銘菓「萩の月」で有名な「菓匠三全」を訪問、工場見学の後、田中社長のお話を伺いました。自然体で淡々と話されるその姿勢は、104歳になられるお母様の「あるがままに」をそのまま体現されている感がありました。特に、社員さんの応対は素晴らしく、相当の社員教育がなされていることを確信しました。「良い人間でなければ良いものはつくれない。」との社長の言葉に菓子作りの真髄を見た気がしました。帰り際に、わざわざお送りくださった、104歳の田中トメ様からいわれた、「あらお年寄りね」との言葉がお土産になりました。

 今回の視察旅行を計画して下さった坂本先生をはじめ、神田経営者クラブの皆様に改めて御礼申し上げます。

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