「沢根スプリング」の沢根社長

2日に仙台で開催された「人を大切にする経営学会」東北支部フォーラムで開催された静岡県浜松市の「沢根スプリング」の沢根社長の資料が昨日の法政大学大学院 坂本 光司ゼミでも配布された。

坂本教授、「経営の基本」と紹介した。

もう一つ、この投稿でも紹介した沢根社長の投稿も紹介された。
沢根社長、講演の冒頭で涙ながらに読まれた。
経営者冥利だろう。

再掲する。

長文で失礼します。

昨日、会社に勤めるO君のお母さんからうれしい手紙をいただきました。

O君は昨年春、特別支援学校を卒業し入社1年半の社員です。高校時代には4回も当社へ体験実習に来てくれました。彼にはどんな仕事に向いているか、何をやりたいのかと、実習期間中にいろいろな体験をしてもらいました。

職場のリーダーや総務とも相談し、O君にはばねの手作り職人を目指してもらうことにしました。ばねの製作図を理解し、治具を使ってばねを指定の長さにカットし、カットした両端にフックを起こす引張ばねを作るのがO君の仕事です。

周りの人の温かい支援で今ではスピードこそ健常者には及びませんが、一人で作れるようになりました。当社の看板である小口生産の立派な戦力です。何より仕事が楽しいと言ってくれるのがうれしいです。彼の口から定年まで勤めたいとはびっくりしました。

お母さんの許可をいただきましたので手紙の一部を紹介します。(個人名はOABCとさせていただきます)

「いつも息子がお世話なっております。この度はご丁寧なお手紙をありがとうございました。沢根社長をはじめ沢根スプリングの社員の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

先日、療育手帳の更新の為、児童相談所に行って参りました。面接をして下さった相談員の先生が本当に良い会社に就職することができて良かったですね。O君は仕事が楽しい、定年まで今の会社で働きたいと言っていましたよと教えて下さいました。

Aさん(社員)やBさん(社員)にはいつも気にかけていただき親切に指導していただいているようでお名前がよくでてきます。Cさん(社員)にも事あるごとに声をかけていただいているようで嬉しそうに話してくれます。

社風なのでしょうかありがたい事だと思っています。〈やらまいか〉(作文集)も楽しく読ませていただきました。毎月の社長だよりには私自身もいろいろと気づかされ参考にさせていただいております。・・・・・・(続く)」

また、先月には特別支援学校の高校1年生の女子生徒さんが実習に来てくれました。3カ所の職場を体験してもらいましたが、こんなエピソードを職場のリーダーから聞かされました。簡単なバリ取りの仕事をしてもらっている時に、リーダーが「ごめんね、もう少しかっこいい仕事をしてもらいたのだけれど・・・」と声かけすると、女子生徒さんは「これはこれで大切な仕事だと思っています。ものづくりは好きで楽しいですよ。」という言葉が返ってきました。仕事に対する姿勢に一同逆に学ぶ機会となりました。

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