台湾周遊

野口具秋です。

窓の外が少し明けてきたようだ。時計は見ないことにする。
ホテルの部屋に戻って来たのは4時は確実に回っていた。
風呂も入らず、ベッドに潜り込むが何とも臭いのだ。
ナイトバザールの屋台料理の強烈な臭いが沁み込んでいるのだ。
臭くて寝付けない。仕方がないのでバスタブに浸かる。
体が火照り、また寝付けない。うとうとしたら6時半だった。
朝食の約束は7時半だった。
午前の予定はキャンセルをAちゃんに伝えなければならないのだ。

ネイティブ台湾のFさんが台北駅からすぐの
スゲー!マンションに招待してくれた。
どのぐらい凄いかは、彼女の身の安全のために書けないほどだ。
僕はビールが所望とのたまうが拒否され、
超高級なお茶を振る舞われた。
どのくらい凄いかというと、何杯飲んでも茶腹にならないのだ。
優雅な手つきで見事にお茶を注いでくれる。
Sさん、Nさん、Fさんは、由緒正しい茶器、
見事で豪華なインテリアを楽しんでいる。
僕はみんなのご機嫌な顏を眺めるのだ。

僕たちを乗せたタクシーは101タワーからどんどん走る。
この勢いなら、台中まで行くのか。降りた処は夜市。
市内には4か所あるのだとか。少女のようにはしゃぐFさん、
屋台から焼き立ての一種のねぎ焼きを、食べる!
先ほど、デザートまで食べたばかりだ。旨い!全員完食。
タピオカ入り漢方ドリンク、これがでかい。
極めつけは占いだ。4人は真剣な面持ちで対座している。
僕はガードマンよろしく荷物の見張りを務める。

40年ぶりの台湾は、近代国家に変身していた。
夜市を覗くと、縁台に人が群がって
小さなカラーテレビに見入っていた。
かき氷を食べに入ると、煮染した様なおしぼりが出た。
もっとも、日本もやっと3Cの時代を迎えたばかりだった。
超高層の豪華レストラン、おしゃれなファッション、
飛行機でなければ遠かった高雄が、新幹線で90分で行けてしまう。
車窓から遙か遠ざかった僕の過去を探した旅でもあった。

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