100の指標「自己資本比率50%以上」を高めるには?

100の指標「自己資本比率50%以上」を高めるには?

おはようございます。中部支部の諸戸です。
本日は、「日本でいちばん大切にしたい会社がわかる100の指標」の95番目の指標である
・自己資本比率50%以上
に関する記事を投稿します。
自己資本を高めるための財務的なロジックやマネジメントのポイントをご紹介します。

自己資本比率は、
・自己資本÷総資本
で計算されます。よって、自己資本を増やす、総資本を減らす、で比率は上がります。

分子の自己資本は、
・資本金+利益の蓄積
ですので、人を大切にする経営をした結果として、長期的、継続的に利益が積みあがっていけば、分子の自己資本は増えていきます。よって、自己資本比率は上がっていきます。

では、分母の総資本はどうでしょうか?
分子の自己資本には目が行きやすいのですが、分母の総資本をどうするかについては盲点になっていることが多いようです。
総資本を適切にマネジメントすることも自己資本比率を高めるために欠かせない視点です。

総資本を適切にマネジメントするポイントは、
・資産を腐らせない
ことにあります。

昔は、
・死に銭、生き銭
という表現がありましたが、資産は生き銭でないといけません。
事業を財務的に表現すると、
・自分や他人から資金を調達して(貸借対照表の右側)、工場や在庫など様々な資産に投資して(貸借対照表の左側)、調達した資金以上に増やして配当又は再投資する。
ということになります。
つまり、資産は、
・現金として必ず回収されなければならない
ということになります。回収されない資産を、腐った資産、死に銭などで表現します。

死に銭の代表例は、バブル時に散見された含み益に頼る本業外の財テク投資ですが、バブル崩壊の教訓がありますので、今時、こんなことをしている会社は少ないと思います。
問題は、通常の営業資産(売上債権、在庫、固定資産)の中にも、死に銭が発生する余地があり、財務マネジメントが稚拙だと、実際に発生してしまうことにあります。

死に銭があると総資本は膨らんだままになりますので、自己資本比率は上がりませんし、企業を倒産リスクにさらすことにもなります。
資産をマネジメントするスキルは企業経営に欠かせないものです。

次回以降、資産マネジメントについて具体的に投稿したいと思います。

中部支部事務局 諸戸和晃

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