理想の女性幹部像は、才と徳の女性

女性は、子供が大学生になったあたりで、ふと自分のその後のキャリアを考えたりするのではないでしょうか?

リンダ・グラットン女史の「LIFE SIFT」が注目される昨今、人生100年時代を考えると、家計上、どうやら定年60歳で仕事を引退できないわ。では、今後の第2のキャリアをどう築いていこうかしら?

               

今の仕事を生活のため継続しながら、次の第2のキャリア形成も並列してやらなければ、、、。時間とお金をやりくりして、学校に行って新しい知識を身につけたり、学校に行くための授業料をねん出するためにアルバイトを始めたりと、知恵を絞る女性が増えているのではないでしょうか。

つい先日も、あるシングルマザーに、「経理の仕事をしています。でもパワハラがあったので、今の会社は辞めて転職しようと思います。子どもが大学生になったので、少し、自分の今後を考える余裕ができました。これから75歳まで働けるとして、どんな仕事がいいのかしら?」と、聞かれました。

夫がいれば、ダブルインカムで余裕もありますが、シングルマザーは、テニスで例えれば、ダブルスの試合でシングルで対戦しているわけですから、コートの中で駆けずり回って疲弊しています。それでも、倒れるわけにはいきません。シングルマザーにこそ、効率的で勝利の確率の高い戦略が大事になってきます。

少ない経営資源を上手に配分して、競争優位性を獲得できる差別化集中戦略が大切です。できれば、ブルーオーシャン戦略なら、より勝算が高いかもしれません。

シングルマザーにこう答えました。「次の仕事は、修業の苦しさや辛さを乗り越えられて、修業期間の長さにも耐えられるような、心底好きで打ち込める仕事がいいんじゃないですか。今まで、心が打ち震えるくらい好きで、就きたかったけど就けなかった仕事がいいんじゃないですか。また、あなたの強みを機会にかけ合せて闘える、そんなのがいいんじゃないですか。」と、SWOT分析を自分に活用することを話しました。

一方、中小企業で働く女性に夢見てほしい将来像の1つに、会社のナンバー2になって社長を支えている自分像、があります。役員のポジションだったら、60歳を過ぎても長く会社に残れる確率は高いです。

以前、坂本光司教授から、さくら住宅の福田さんを評する「才と徳」というキーワードを教えていただきました。心をとらえる素敵なキーワードです。

「目的は人を大切にする会社、その手段は才と徳」。才と徳で、社長の右腕となって、会社を支える。そんな女性だったら、同胞である女性社員の働きやすい職場づくりも注力していってくれることでしょう。そんな女性幹部が日本の中小企業を席巻していってほしいと切に願います。

人を大切にする経営学会では、女性経営者や女性経営幹部の方々がご活躍されています。共通しているのは、才はもちろんですが、やはり皆様方、徳をお持ちだということです。そんな彼女たちから徳を磨くことを学びたいものです。(本田 佳世子)

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