現場主義

論文も机上論が多い。現場主義の論文は政府も学校も行政もお金を出さないように提言したいと思います。

5年前の定年退職まで36年間お世話になったTKCさんでは、会員会計事務所の所長先生から業務外の経営相談を良くいただいた。
即座に対応した方が良い場合は名古屋から高速道路が開通していないので3~4時間かかる高山までも夕方電話をいただいて、夜、駆けつけたこともある。

同じ質問をいただいた。3度目だった。会計事務所の開業以来、職員(社員)から退職したい申し出があり、1度目と二度目は解決策がなく、所長先生のやけ酒にお付き合いした。

三度目は考えた。共通点があった。①所長への不満はなく円満退職だった。②今までは会計事務所で起票=仕分をするだったが、TKCへ入会したので、お客様企業へ起票指導をして毎月、巡回監査をする所長の考え方は分かり、方向性は理解しているが自分はついていけないだった。

所長先生に所長先生とTKC会員外で起票代行専門の親しい税理士先生に職員として採用していただくように提案した。
結果としてTKC以外の会計事務所の所長も、万歳だった。

以来、所長から同じ相談をいただいたら先生、おめでとうございます。成功の証ですと回答させていただいた。

業務外だったが会計事務所の立地も良くアドバイスをした。立地は机上論では適切なアドバイスができない。

4年前の社会人大学運休院1年生の時の静岡サテライトキャンパスでの中小企業論の授業で先輩の発表を聞くと現場に行っている発表と行っていない発表が雲泥の差と感じた。
私の担当の三重県伊賀市のモクモクファームさんでお客として行った。
受講者分の3種類のパンフレットをいただいて配布し発表した。迫力がある発表ができた。

1年半前に提出した修士論文のテーマは(東海4県下の日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業の社長は会見事務所に何を求めるか)とした。5社にインタビューをした。業績は良いので会計事務所も良いと推察したが、1社目が崩れ、2社目から4社目も崩れた。経営者は会計事務所に期待をしていなかった。5社目は満足していた。

1年生の最後は論文のテーマを(合計特殊出生率を2.2にする)にした、先行研究を500枚出力したが惨憺たるものだった。
アンケートはまだしも、統計資料を使っているが迫力がなかった。今から考えると徹底して批判すべきだった。

大学や行政で数年おきに提出しないと首が繋がらないための結果ありきの論文だと感じた。

結論は、市区町村が子育て世代家庭に
資金を出し地域住民が支援することだ

私は結婚希望の男女が出逢い、数週間禁欲する。プロポーズの仕方を伝授することを考えた。
古代ギリシャでは続く戦争で兵士不足になり子供を増やすために女性にミニスカートをはかせたようだ。

Facebookの社会人大学院の学生の友達から論文を見て欲しいと依頼をいただいた。障がい者をテーマにしたが現場に行っていないので候補企業を数社提案した。

静岡県浜松市の六星さん、視覚障がい者を2か所で合わせて50名に働く場を提供している。

4年前に初めて訪問した。目が見えなかったり見えにくいが笑顔で仕事をしている。
一昨年に私の点字名刺を視覚障がい者に一人一人、渡す夢をいただいた。
昨年、急に訪問することになり点字名刺の枚数が足りなかったので、今年の5月に実現した。

点字名刺は視覚障がい者の10パーセントしか読めないし、読めても上下表裏が分からないので、下に凹みがありユニバーサルデザインと知る。

六星さんに4回訪問しても分からないことがある。

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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