機長からのハッピーサプライズ

機長からのハッピーサプライズ

「CAの織谷さん、通路前方まで移動して下さい」 『お客様へご協力いただきたい事がございます』 「実は彼女は本便を最後に機内乗務員を引退致します」 「彼女はジェットスターが日本に就航した第一便からの クルーでこの便をラストに地上職に移動となります。

わたしもパイロットとして彼女と長年チームを組んで きましたが同僚ながら目を見張る頑張りと、ホスピタリティでした。

ただ皆様あってのフライトであり、彼女であります。 どうか皆様からの拍手で彼女を労っていただけませんか?」 同時に地上10,000メートルとしてはおそらく 史上最大級の拍手が沸き起こりました。

さらに 「申し訳ありません。コックピットのドアであまり 聞こえませんでした。もう一度拍手お願い出来ますか」 なんとクールな拍手のアンコール! その後、他のCAアナウンスは完全に声が震えていました。 最高にカッコよく、たいぎゃ素敵!でした。

なかなか日本では考えられないような乗客を巻き込んだ クルーへのサプライズと賞賛。ただ機長が 粋 だっただけでなく、これはきっと 会社としての企業文化なのだと思います。

先日の「日本でいちばん大切にしたい会社」 坂本光司先生の教えがとてもよく腹に落ちました。 顧客に感動体験をさせれるのは社員。そこを何よりも大切にしないと喜ばれるサービスなんて有り得ない。

こんなあたたかい感動体験を片道9000円のチケットで させてもらえた事に感動を超え感謝の念! サービスは感動を超える って本当ばい! 人から優しくされていないと人に優しく出来ない。 優れたサービスを受けないと、優れたサービスなんで出来ない。 おかげで今日からの東京がなんだかワクワクして来ました。感謝

新聞記事はこの原稿の作者です。

去年の機長からのハッピーサプライズ。今年2月に動画もできていました。ハッピーサプライズの前にも奇跡が起きていました。
感動の5分5秒の動画です。
https://youtu.be/fiTzK9RGkb4

11月27日に開催された第6回人を大切にする経営学会、関西例会の坂本会長の講演の続きです。

協力企業・仕入先を大切にしているか否かの50の指標 続き
26.時間を指定し、1日に何回も納品させる会社
27.協力企業の開発コストや未来経費をコストとして認めない会社
28.季節商品とはいえ、その時期に集中発注する会社
29.協力企業が困っているにもかかわらず、手を差し伸べないような会社
30.協力企業が自助努力で利益を上げたにもかかわらず、「」で囲いました。利益の出し過ぎ」といって、更なるコストダウンをする会社

31.発注者が持つ長期の発注情報を協力企業に十分開示しない会社
32.書面ではなく口頭で発注条件を指示する会社
33.契約書や見積書の書式がどう見ても一方的と思われる会社
34.協力企業の瑕疵がないのに、十分な準備の期間をおかず、依存度の高い協力企業への発注を中止する会社
35.発注者の福利厚生施設を協力企業に使わせないような会社

36.汎用機を専用機に改造させ、償却が終わらないのに継続発注をしない会社
37.協力企業の承諾もないのに「チャレンジコ-ナ-」などを開設する会社
38.過度な取引依存を要求する会社
39.内外策基準が存在しない会社
40.発注者のブランド商品を、販売協力のもとに強制的に買わせる会社

41.協力企業の意向を無視し、敵対的なM&Aを行う会社
42.他社から購入したほうが安いのに、原材料や治工具の有償支給をする会社
43.金型や治工具の有償支給品の倉庫代・保管代を協力企業に支払わない会社
44.発注者は成長発展していても協力企業が成長していないような会社
45.十分な利益を上げているが、協力企業に大した還元をしないような会社

46.協力企業等に関する経営理念・基本方針が存在しない会社
47.協力企業を育てようとする基本的考えがない会社
48.単価が決定した後、生じた設変等による単価アップを認めようとしない会社
49.経営トップまたは部門トップが、最低1年に1回以上協力企業を訪問し、お礼を言わない会社
50.年に1回以上「協力企業・仕入れ先満足度調査」を書面で実施していない会社
51.振込手数料を相手に負担させる会社

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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