働き方改革と就業規則㉔

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モラルハラスメント?
今週になり、関西大学のアイススケート部監督の織田信成氏が
コーチからモラルハラスメント、モラハラを受けていたとして
裁判に訴えました。モラハラとは、明確な定義はありませんが、
パワハラと異なり、立場の上下関係なく行われる身体的、
精神的な攻撃等の言動をいいます。
部下から上司に対する嫌がらせなどはモラハラです。
厚労省は、法律でパワハラや関原、マタハラについては
企業に防止するよう求めていますが、
そこにはモラハラは含まれていません。

▼厳しい中間管理職
しかし中間管理職が、社長からは厳しく指導を受け、
それを部下に伝えたところ、今度は部下から「パワハラ」だと騒がれ、
大きなストレスを抱えるように、上司といえども、
部下から精神的な苦痛を受けることがあります。
そのような場合にモラハラが問題となるのです。
管理職だって、ハラスメントを受けることがあるのです。

ハラスメントのない会社へ
時に、経営者が愛情をもって社員に接しているつもりでも、
その社員にとっては、親しげな距離感そのものが苦痛な場合もあります。
苦痛だからといって直ちにパワハラになるわけではありませんが、
社員は口に出さなくとも、心の中で不快な思いをしていれば、
よい職場環境は築けません。このような話をすると、
「難しい世の中になった」、「面倒な世の中になった」と言われます。
しかし、ハラスメントのない会社も多く存在します。
そんな会社の経営者や管理職の方々は、色んなタイミングで
社員とコミュニケーションをはかっています。
ノミニケーションだけでなく、日常の些細な会話でも、
社員1人1人に関心をもち、その社員の様子を確認し、
声掛けをしています。このような会社にはハラスメントはありません。
ハラスメントのない会社、それは会社の中での
コミュニケーションが強い会社なのだと思います。

(学会 法務部会 常務理事 弁護士山田勝彦)

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