SDGsをもっと身近に

国連がSDGs(持続可能な開発目標)を採択してから丸5年が経過し、日本でもSDGsが身近になってきました。

企業におけるSDGsとなると、ハード面やソフト面でなかなか取り組みのハードルが高いように思いますが、個人であれば、ごく日常的に行っていることがSDGsの取り組みといえるものが多々あります。社員に「私のSDGs」として発表させ、会社で顕彰するなどの取り組みもなされているいい会社もあります。

家事を平等に分担する(ジェンダー平等を実現しよう)、太陽光パネルを設置している(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、油は必ず固めて捨てている(海の豊かさを守ろう)、エコバックを利用している(海の豊かさを守ろう)など日頃行っていることが、SDGsの取り組みとして評価できるものとなっています。

もちろん、新たな活動をすることは大切ですが、まずはSDGsをもっと身近にするために、自分が取り組んでいる日常生活の中にSDGsと評価できるものが何なのかを認識することが大切だと思います。子どもと一緒に日々の生活の中から見つけるのも面白いと思います。

ちなみに人財塾が実施されている千葉商科大学は、日本初の「自然エネルギー100%大学」をめざし、大学所有のメガソーラー発電を利用し、消費も削減するなどの努力の結果、2020年1月から2020年12月の自然エネルギー率を112.7%とし、目標を達成しています。

身近な気付きから実践へ。2021年、日本国内にもっともっとSDGsの取り組みが活性化することを願っています。

 (学会 法務研究部会 常任理事 弁護士山田勝彦)

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