神道から見た経営者のあるべき姿

奈良県の天河大辯財天社の柿坂神酒之祐(みきのすけ)名誉宮司にお聞きしたお言葉を紹介します。

日本の経営者に求めることは何ですか?                            それは、家族経営ですわ。                                   社長と社員は、支配者と被支配者の関係ではなく、家族の関係であるのが日本らしさですがな。     社内の中で部署ごとの役割分担があるでしょうが、経営ビジョンや経営実態は全員が共有すべきです。そして、誰もが自由に経営の方向性について意見を言い合える環境であること。          社長に任せるのではなく、誰もが社長の立場になって物事を考えられる組織であるべきですわ。

年功序列と成果主義は矛盾しますか?                             誰もが意見を主張し合え、成果を共有できるなら、年功序列も成果主義も必要おません。      組織の継続と繁栄が目的なんやから、個別に評価することおませんがな。               大事なのは、数字やのうて、働く姿勢です。                          誰もが組織に所属するプライドを持ち、営業も人事も調査も企画も全てやればよろしい。        新しい挑戦やアイデアにボーナス出すのはよろしいですわ。

経営者は神社参拝すべきですか?                               自分で判断されたらよろしい。                                参拝したから神さんが助けてくれるわけではおません。                     自分の目標達成への宣誓です。                                 難しく考え込まずに、自分らしい生き方を実現すればよろしい。                           神さんは外にいるのでなく、内にいるの。                          (人を大切にする経営学会会員:根本幸治)

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