No274 過去の受賞企業から ~第13回日本でいちばん大切にしたい会社大賞よ⑬~

今週は第13回の日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞した26団体の中から印象に残った株式会社坂東太郎さんのホームページをご紹介致します。
 http://bandotaro.co.jp/

株式会社坂東太郎(茨城県古河市)さんの創業は昭和50年4月、従業員数200名(男140名、女60名)、事業は外食産業で茨城・栃木・埼玉・群馬・千葉に直営店80店、FC4店の合計84店舗を展開しています。
現在の青谷洋治会長が創業し、代表取締役社長の青谷英将氏が2代目です。

●理念
企業理念・・・ばんどう太郎グループは、【親孝行・人間大好】を実践します
経営理念・・・
1.ばんどう太郎の「親」とは
目上の人、上司、先輩、親、すべてお世話になった人を親といいます。
2.ばんどう太郎の「孝」とは
相手に理解していただくまで誠心誠意人に尽くすことです。
3.ばんどう太郎の「行」とは
自らの行動で実行し続けることです。
人が育つ会社、人を育てる会社、人づくり企業を目指します。

●坂東太郎の原点と役目
・食べることは生きること。
食べ物は、身体をつくるだけでなく、心と思いもつくります。
母の里山から生まれた自然の恵みを活かし、
家族を思う母の心でごちそうをつくり、お客様に提供します。
・日本の良き文化伝統を伝承することが坂東太郎の役目
「里山」一昔前なら日本のいたるところに見られた自然に囲まれた素朴な農村そのもの。
人間は自然の一部であり、常に自然に生かされている存在です。大自然に帰ることによって謙虚さや尊敬心、感謝の気持ちを取り戻すことが高い人間性を育みます。私たちは一つの夢の構想を育んでいます。坂東太郎は、これまでの外食産業の枠を超え、伝統や民族文化を伝承する、人々の学びの場を作るという構想を考えました。
自然に触れること、おいしい笑顔に出会うこと。そんな時間を通して、謙虚、敬意、感謝の心を思い出す。それが母の役割、母の里山の未来。

●主な事業
そば・うどん・寿司の和食ファミリーレストラン【ばんどう太郎】
素敵なお庭のあるレストラン【家族レストラン 坂東太郎】
とんかつの専門店【かつ太郎】
かに中心のファミリーダイニング【八幡太郎】
寿司・和食専門店【さむらい】
焼肉専門店【焼肉ダイニング百萬】
ステーキ専門店【ステーキハウス幌馬車】
お菓子処【雅洞】
珈琲専門店【8代葵カフェ】
記念日レストラン【坂東離宮】
観光物産販売所【下妻マルシェ】

●最後に
株式会社坂東太郎さんは、昭和50年に現会長が24才の時にお蕎麦屋さんを開業したことから始まっています。数年後の大きな転換期を経て社員を家族の一員とする経営が始まっています。
ホームページの沿革には詳しい記載はありませんでしたが、ホームページ全体を通して“家族”を感じる同社ならではのホームページだと感じました。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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