【No291『日本の「いい会社」地域に生きる会社力』過去の書籍紹介】

今回は、2017年に坂本光司先生と坂本研究室に所属するメンバー全員で取り組んだ書籍『日本の「いい会社」地域に生きる会社力』について紹介させていただきます。

『日本の「いい会社」地域に生きる会社力』 ミネルヴァ書房

●章立て
はじめに
1 稚内信用金庫(北海道) 地域の人たちと共に歩む
2 阿部長商店(宮城県気仙沼) 雇用を守り地域を活性化させる
3 フタバタクシー(宮城県) 地域の交通弱者を移送する
4 アポロガス(福島県) 地域に元気を供給しつづける
5 柏屋(福島県) 地域からまんじゅう文化を発信
6 おづつみ園(埼玉県) 地域の人たちのくつろぎの場
7 福島屋(東京都) 地域密着型をつらぬく
8 柿の実幼稚園(神奈川県) 地域の子育てを応援
9 マエカワケアサービス(神奈川県) 地域を明るく優しい社会に
10 菓匠Shimizu(長野県) 地域の未来を創造する
11 モルティー(静岡県) お年寄りのための移動理・美容室
12 ミチナル(岐阜県) 地域資源の活用
13 たんぽぽ介護センター(愛知県) 地域の高齢者の「オアシス」に
14 ビレッジ開発(愛知県) 不動産業を生かしてまちづくり
15 びわこホーム(滋賀県) 徹底した地元密着主義
16 りょうき歯科クリニック(大阪府) 地域からトップを目指す
17 移動スーパー とくし丸(徳島県) 究極のセレクトショップ
18 四国部品(徳島県) 地域の雇用を守る
19 アサノ設備(愛知県) 地域に信頼され、必要とされる
20 ヨシダ(福岡県) 地元のよさを次世代へつなげる
取材を終えて(坂本光司)
この本で紹介している会社一覧

●この出版プロジェクトは「地域を支える優しい企業」を取り上げています。地域の障がい者や高齢者、社会的弱者を支えるための事業を行う企業や過疎地域にあえてとどまり経営を続ける企業を紹介しています。

●最後に
今回取材させていただいた企業の特徴としては、大都市圏ではなく地方圏、大きな市場ではなく小さかったりニッチな市場、公共サービスがしない/できない社会的弱者への活動、の3つといえます。今回登場した企業は地域を支える大切な存在です。日本国内の企業数は個人事業主を含めて2021年時点で約368万社です。そのうち大企業は約1万社、全体の約0,3%ですから、残りの99,7%が中小企業や個人事業主です。中小企業の存在価値を再発見できる内容です。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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