丸投げ 無駄な出張・・・しっかり仕事をしろ!と言いたい

昨日、提携しているeラーニングの会社の社長から携帯に留守番電話がありました。
大阪で某銀行の経営者育成の講座~懇親会で、夜中に帰宅といった一日でしたので、今朝、折り返しの電話をしました。
私が経営する株式会社イマージョンの組織開発コンサルティング会社へありがたいことに頼みたいといいます。
某省庁が発注元で、eラーニングのコンテンツをつくなければならないが、そのコンテンツが著作権などの問題でなかなかうまく進まず、受けてくれるところもないために、困った挙句、連絡が入ったのです。

イマージョンで、某経営者協会のテキストやテスト問題の依頼を継続的に受けているので、さほど難しい仕事ではないし、大手を飛び出して起業した30代の社長からの依頼であったので、二つ返事で、
「全く心配することはないですよ。必ず省庁が納得するものを、責任を持って作成しますから、安心してください。言い値でやるから・・」
と応えました。

しかし、その後、詳しく事情を聴いていく内に、何となく嫌な感情がわいてきました。
それは、某省庁の外郭団体の発注のやり方です。

受注したのは、誰でも知っている某大手代理店です。
そして、eラーニング会社を下請に使い、さらに、複数のeラーニング会社が、また、コンテンツを作成できる会社に、発注するといった構図です。

私は、eラーニング会社が、コンテンツを作成できる会社と仕事をすることは理解できます。
しかし、国の仕事のやり方に憤りを感じます。

なぜか?某大手代理店に丸投げではないか?

丸投げであれば、自分達の付加価値はどこにあるのだろうか・・・・
彼らの給料は税金で払われていることを考えると、丸投げなど許されるものではないと思います。
血税などと言いますが、言葉だけで、本当に、国民が汗水たらして得たお金であることを、どの位、理解しているのか大いに疑問に思います。

また、なぜ、問題を起こした某大手広告代理店なのか?についても違和感を持ちました。
予想するに、そうした某大手広告代理店に発注すれば、もし、うまくいかなくても仕方がないといった言い訳を上司にできるからではないかと勘ぐってしまします。

もう一つ、おかしいなと思うこ出来事がありました。
それは、遠方の公的機関の外郭団体からの依頼で担当する講座の打合せで、わざわざ飛行機で来ると言われます。
私は、
「電話やメールで十分です。もし、ご心配なら、少し早めに入って打合せをしましょう」
と言いましたが、それでも大切だから来ると言われますので、最後は、お受けすることにしました。

そして、実際、お会いしてみると、やはり、電話・メールで十分済む内容なのです。

私は、大阪の某銀行のセミナーに一人で行きました。某銀行の集客があまり思わしくなく、予算も限られているとのことでしたので、弊社の社員を同行することは遠慮しました。
もちろん、予算だけで判断するのではなく、総合的に考えて遠くで赤字になっても社員を出張させることはあります。それは、勉強のためです。

お越しいただいた方の内容は、会場のレイアウトその他、オペレーション的なことが中心でした。
繰り返しになりますが、
なぜ、わざわざ、飛行機で来るのか?なぜ、一人で済むのに二人で来るのか・・全く理解でいません。

自分達がする仕事を「丸投げ」する
メールや電話で済むのに、わざわざ複数に人が出張する

こうしたことが行われていて、国の借金が膨らんでいる・・・と言われても説得力がありません。

人を大切にする経営学会には、「1円でも多く税金を払いたいと」いう立派な経営者がいます。
一方、その税金で給料が払われているが、大手に丸投げをする、無駄とも思える出張を行う。

これでは、
1円でも多く税金を払いたいと、まじめに誠実に生きて、まじめに税金を払う人の気持ちに応えることにならないのではないか・・・

と憤りを感じます。

当然、丸投げする役人も、無駄な出張をしてくる役人も、罪の意識がなくやっている可能性もありまます。
これが当たり前だと・・

本当に、坂本会長が言われるような心の教育が必要でないかと思います。

近く「日本でいちばん大切にしたい行政」の評価基準をつくって、しっかりと努力する行政を褒めてあげられる表彰制度を創設したい・・・と強く感じた出来事でした。

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