No310『株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市)』第14回受賞企業ホームページから

このシリーズでは「第14回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業のホームページを拝見して印象に残った内容を紹介します。
 https://www.saladcosmo.co.jp/
今週は株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市)さんです。地方創生大臣賞を受賞されました。
サラダコスモさんは1970年代から無添加・無漂白もやし生産をはじめています。
そこには、体にいいものを届けたいという中田社長の想いが込められています。

●概要
株式会社サラダコスモ
代表取締役 中田 智洋
本社所在地 〒509-9131 岐阜県中津川市千旦林1-15
創業 1945年12月
設立 1980年8月 株式会社設立
資本金 9,000万円
従業員数 820名(正社員220名、パート・アルバイト600名/グループ全体)
売上高 203億円(2023年5月期/グループ全体)
主要取引先 全国の生協・スーパーマーケット・ドラッグストア・市場・飲食店・他
事業内容 野菜づくり農業、教育型観光生産施設「ちこり村」の運営、酒類製造・販売、通信販売の運営、給食弁当、仕出料理の製造・販売

●沿革
1955年、当時本業の清涼飲料水製造の副業として、もやしの生産を開始
1973年、現社長が中田商店に入社後、漂白するのが当たり前の時代に、業界初となる無添加・無漂白もやしを開発
1974年、中津川市中津川に日産2トンのもやし工場を新築
1980年、中津川市中村に日産10トンのもやし工場を新築、もやし専業となる
1981年、緑豆もやしを開発
1983年、アルファルファの生産開始
1983年、かいわれ大根の生産開始
1990年、社名を「株式会社サラダコスモ」に改称
2006年、岐阜中津川ちこり村オープン
2014年、「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選出(経済産業省)
2016年、日本初となる有機JAS規格認証の緑豆もやし、大豆もやし、ブロッコリーの新芽、かいわれ大根、アルファルファの生産開始

●ホームページに書かれたの生産能力
もやし 1,700,000パック/日 (緑豆もやし・子大豆もやし・黒豆もやし・他)
スプラウト 250,000パック/日 (ブロッコリーの新芽・かいわれ大根・豆苗・他)
カット野菜 500,000パック/日 (加熱用カット野菜・生食用カット野菜)
黒にんにく 100㎏/日

●最後に
創業者は中田社長のお父様です。当初はラムネ製造を主として、副業的にもやしの栽培をしていました。
しかしラムネは砂糖をたくさん入れ、もやしは漂白をして添加物を入れる現状を知った中田社長は、安全ではないラムネ・もやしの取扱い終了を決断します。
そして中田社長は安心安全なもやし作りの製造方法を追求し、ついに農薬や化学肥料を使わずに育てた“安心安全な工場で育てたもやし”を発売します。
中田社長の飽くなきチャレンジ精神は同社のDNAなのだと思いました。
今ではスプラウト、カット野菜など多くの種類があります。
同社が守る安心安全な製品は、多くの人の健康を守っていると実感します。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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