謝罪、お詫び、そして遺憾
何か問題が生じてしまった場合、記者会見、株主総会、お客様対応等でどのようなスタンスに立つか、言葉の使い方が問題となることが多くあります。この点、法律では特にどの言葉がどの意味を持つかということが明確になっているわけではあ… 謝罪、お詫び、そして遺憾 の続きを読む
2008年5月23日から毎日欠かさず更新続けてきた、法政大学大学院 政策創造研究科 坂本 光司 研究室のブログ。 2018年3月に坂本教授が定年退官になりました。 4月1日より、人を大切にする経営学会のブログとし、10年間の財産を継承して、 前へ前へと進んでいます
何か問題が生じてしまった場合、記者会見、株主総会、お客様対応等でどのようなスタンスに立つか、言葉の使い方が問題となることが多くあります。この点、法律では特にどの言葉がどの意味を持つかということが明確になっているわけではあ… 謝罪、お詫び、そして遺憾 の続きを読む
経産省が「えっ?!これってカルテルなの??」という小冊子を出しています。ご覧になられた方も多いと思います。たとえば、懇親会の席上で、 A「最近〇〇の原材料上がっているよねえ。」 B「そう。もう価格上げないとやってられない… 意外と身近な独禁法の今後 の続きを読む
昨年ころから、就職活動に際して、企業から就活者の「裏アカ」特定サービスを利用する需要が増えているという記事等を目にする機会が増えました。ご承知のとおり、「裏アカ」とは「裏アカウント」のことで、SNSで発信する場合に、表の… 「採用時の情報収集方法の適否」 の続きを読む
9月27日の日経デジタル版に「時間外の業務連絡切る『つながらない権利』、世界で普及」との記事が出ていました。 2021年7月、イギリス労働党が「ニューディ-ル・フォー・ワーキング・ピープル」を発表し、テレワークを標準的… 「つながらない権利」 の続きを読む
個人情報保護法といえば、個人の情報を守ってくれるために制定された法律だと思われている方が多いと思います。もちろん、個人の情報を守るという視点はあります。しかし、日本の個人情報保護法は、次のように規定されています。 第1条… 日本の個人情報保護は遅れているのか? の続きを読む
リーダーシップ論について、2つの本を平行して読んでいます。既に、皆さんは読まれていると思われますが、浅学な私はやっと読み始めたばかりです。 1つは、ジョン・L・ヘネシー著「スタンフォード大学名誉学長が教える本物のリーダー… 真のリーダーは利他である の続きを読む
日経ビジネスデジタル版に、デジタル監の石倉洋子さんの記事「『完璧の呪縛』から逃れる処世術」という記事が出ています。 「完璧の呪縛」とは、100パーセントできるようにならないうちは何も出来ない(したくない)ことの呪縛を示… 完璧の呪縛 の続きを読む
日経デジタル版に、令和の考案者と言われている万葉学者の中西進さんの記事が出ていました。その中に「もうかりまっか」についてのコメントが載せられています。 儲けるには、「準備をする」という意味があり、「『もうかりまっか』を通… 「もうかりまっか」の意味 の続きを読む
2020年4月から改正民法が施行されました。民法から「瑕疵(かし)」の文言が消えました。「瑕疵」は売買や請負などの契約に関して「欠点」の意味で使われてきました。対象物が壊れていたり、数量が少なかったりした場合に瑕疵がある… 「瑕疵」から「不適合」へ の続きを読む
ある外食産業大手の会社が新型コロナウイルスワクチンを原則接種するよう社員に求めるとの記事が新聞に掲載されました。アメリカではワクチン接種を会社が義務化できるとの指針を出しています。しかし私はワクチン接種を義務化ないし原則… 企業によるコロナワクチン接種対応について の続きを読む
最近読んだ本に「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代」(アダム・グラント著)というのがあります。 様々な示唆に富む内容が書かれた著書ですが、その中で交渉に関する実験についての記載がありました。 それ… 他者のために働く の続きを読む
人を大切にする経営学では、社員とその家族、社外社員とその家族、というように、大切にする対象者に、その家族を加えています。 坂本光司先生は、会社は、社会の公器であり、会社に関わる全ての人を幸せにすることが使命であるといつ… 家族を大切にする の続きを読む
社員が解雇されたとき、争う方法は、3通りあります。 一つ目が公的な機関である紛争調整委員会によるあっせん(斡旋)です。 二つ目は、裁判所による労働審判です。そして、三つ目は、裁判所による普通の裁判です。 一つ目のあ… 解雇問題の現状 の続きを読む
私が大学を卒業した1989年(平成元年)。世の中はまさにバブル真っ只中にあり、その時はやった栄養ドリンク剤のCMでは、「24時間戦えますか!」です。働けば働くほど豊かになると信じられた時代でした。一生懸命働くことが美徳と… 「残業は美徳」という思い込み の続きを読む